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はじめてのTypeSafe

この問い合わせ、
誰に回せばいい?

「同じ料金が2回引き落とされた」「二重に請求された」。言い方は違っても、相談したいことは同じです。
TypeSafeは、こうした文章の意味を読み取って、担当先の選択や情報の分類を手伝うAIサービスです。

日本語入門ガイド · 非公式
01 / まずは仕組みから

人が読んで分けていた仕事を、AIに手伝ってもらう。

問い合わせを振り分けるなら、まず「請求・契約・技術」などの担当先を用意します。TypeSafeに本文と各部署の担当範囲を伝えると、どこに当てはまるかを判断してくれます。
開発者はその結果を使って、担当先を案内したり、曖昧な問い合わせだけ人に確認してもらったりする仕組みを作れます。質問の仕方には、次の3種類があります。

Choice

候補から、1つ選ぶ。

「請求・契約・技術のどの担当が合うか」のように、選択肢を用意して尋ねます。選ばれた答えと、それぞれの候補に当てはまる確率が返ります。

例:問い合わせを
請求 / 契約 / 技術 / その他に分類
Noul

条件に当てはまるか。

「返金を求めているか」など、はい・いいえで答えられる質問に使います。返ってくるのは「はい」の確率です。複数の条件を調べたいときは、1つずつ尋ねます。

例:回答の中の主張は
提示した資料で裏付けられるか
Score

どの程度か、評価する。

「関係がない・少し関係がある・直接答えている」のように段階を決めて、文書などを評価します。検索結果を質問に合う順に並べたいときに使えます。

例:検索候補が質問に
どの程度、関連しているか
曖昧な問い合わせの扱いも決めておきます。たとえば「先日の件ですが」だけでは、担当を選ぶ材料が足りません。無理に振り分けず、詳しい内容を聞くようにします。
準備① 本文と担当範囲を伝える

問い合わせの文章だけでなく、各部署が何を担当するかも伝えます。

質問② 担当先を選んでもらう

「この問い合わせに合う担当は?」と尋ねます。緊急性も知りたいなら、別の質問にします。

処理③ 案内するか、確認するかを決める

アプリ側で結果を受け取り、担当を案内するか、追加で質問するかを決めます。

02 / 動かして確かめる

どれくらい確かなら、担当を案内する?

下の例を選んで、案内の基準を動かしてみてください。基準を上げると、より確かな場合だけ担当を案内し、それ以外は詳しい内容を尋ねるようになります。
このデモは説明用に用意した数値で動きます。実際のAIには接続していません。

① 問い合わせを選ぶ

一番高い確率がこの基準以上なら、担当を案内します。この境目を「しきい値」と呼びます。適切な値は用途によって異なります。

説明用の結果

請求についての問い合わせ

請求担当
94%
契約担当
4%
技術担当
2%
請求担当の案内を表示

請求担当に当てはまる確率は94%。設定した80%を超えているので、担当先を案内します。

実際の送信・契約変更・解約は行いません。判断の確率は、操作を許可する根拠にはなりません。

実際に作るときは、どの部署にも当てはまらない問い合わせに備えて「その他・不明」も選べるようにします。確率とconfidenceという指標の違いは、下の「よくある質問」で説明しています。

03 / こんな仕事に使える

問い合わせ以外にも、使いどころがあります。

共通するのは「文章を読んで、選んだり確かめたりする仕事」です。ここでは、身近な場面に置き換えて紹介します。企業の導入実績ではなく、使い方の例です。

01
Choice

問い合わせを、内容に合う担当へ

「二重に引き落とされた」と「同じ料金を2回払った」は、どちらも請求の相談です。特定の単語だけでは拾いにくい言い回しも、文章の意味から分類する使い方です。

本文と各部署の担当範囲をもとに担当を選び、用件が曖昧なら追加で質問します。

02
Score

探している答えに近い資料を、上に出す

「海外出張のホテル代はいくらまで?」と検索したのに、国内出張の規定ばかり出てくる。そんなときに、見つかった資料が質問にどれくらい合うかを比べます。

先に検索で集めた資料を評価し、関連するものを上に並べます。探しやすくなったかは、実際の質問で確かめます。

03
Choice

書類にある金額や日付を取り出す

請求書に「小計」「消費税」「合計」が並んでいるとき、欲しいのはどの金額でしょうか。プログラムで拾った候補から、目的に合う値を選ばせる方法です。

選ばれた金額は原文から転記します。候補に正しい値がなければ選べないので、見つからない場合は確認に回します。

04
Noul

AIの回答に、根拠があるか確認する

AIが「前日までキャンセルできます」と答えたとします。その説明が本当に利用規約に書かれているか、回答と資料を照らし合わせる補助に使えます。

確認したい説明を1つずつ取り出して、資料で裏付けられるか尋ねます。不確かな部分は人が読み直します。

05
Score

希望に合う商品を探しやすくする

「持ち運びやすく、資料作りに使えるパソコンが欲しい」。用途への合い方など、いくつかの観点で候補を比べる使い方です。

AIの評価をもとに、アプリ側で価格重視・用途重視などの並び順を決めます。金額や在庫の確認は通常のプログラムで行います。

06
Choice + Noul

依頼に合わせて、使う機能を選ぶ

「昨日届いたメールを探して」と頼まれたら、まずメール検索を使う。こうした依頼と機能の結び付けにも使えます。

使える機能の一覧から候補を選びます。アプリ側で検索条件や操作の権限を確認し、情報が足りなければ利用者に尋ねます。

04 / 得意な仕事を分ける

計算や文章作成も、全部任せるの?

たとえば、返金の問い合わせを扱う場合。返金を求めているかを読み取る部分にTypeSafeを使い、金額は通常のプログラムで計算し、返信の下書きは文章を作るAIに任せる、といった分担が考えられます。

処理の目的に応じた役割分担
任せる先向いている処理
通常のコード正確な計算、検索、明文化したルール、権限確認合計金額、在庫数、利用権限
TypeSafe文章の意味を読み取り、候補の選択や条件の判定をする分類、関連度評価、条件の判定
生成AI文章の作成、説明、自由形式の提案返信文の下書き、要約、企画案
実務では組み合わせます。コードで候補を集める → TypeSafeで関連性を評価 → 生成AIで文章を作る → コードと人で最終確認、という構成が一例です。
05 / 試してみたい人へ

まずは「問い合わせを分ける」だけで試す。

最初は、よくある問い合わせをいくつか用意し、想定した担当を選べるか確かめるところから始めるとよいでしょう。
開発をAIに手伝ってもらうなら、TypeSafeの「スキル」が使えます。これは、開発用AIにTypeSafeの使い方を教える手順書です。実際にTypeSafeを動かすには、別途APIの利用設定が必要です。

開発用AIに、使い方を覚えてもらう

Codexなど、Claude Code以外の場合。Node.js / npmが使える端末で実行し、利用中のエージェントを選択します。

npx skills add typesafe-ai/skills --skill typesafe-ai
Claude Codeの場合

こちらの方法だけを使います。両方を実行する必要はありません。

claude plugin marketplace add typesafe-ai/skills
claude plugin install typesafe@typesafe-ai

コマンドは公式スキルの導入案内に基づきます。環境や配布内容は更新されるため、公式リポジトリも確認してください。

アプリに組み込むまでの流れ

  1. 任せたい仕事を1つ選ぶ

    「問い合わせの担当を選ぶ」なら、本文の例と各部署の担当範囲を用意します。「担当不明」の場合にどうするかも決めます。

  2. 公式のAPI / SDK仕様を確認する

    アプリからTypeSafeを呼び出す方法と利用条件を調べ、必要な設定をします。認証用のAPIキーは、閲覧者から見えないサーバー側で管理します。

  3. 分かりやすい例と、迷いそうな例で試す

    「二重請求された」だけでなく、「先日の件です」のような曖昧な文章でも試します。どこまで自動で進めてよいかは、間違えた場合の影響も考えて決めます。

  4. 人が確認する場面を決めて、使い始める

    正しく分けられるかに加えて、費用や待ち時間、人の確認がどれくらい必要になるかも確かめます。

06 / よくある質問

よくある疑問。

TypeScriptの型チェックツールですか?

いいえ。ここで紹介しているTypeSafeは、文章などを読んで、候補の選択や条件の判定をするAIサービスです。TypeScriptのコンパイラーによる静的な型検査とは別のものです。

このページのデモは、本物のAIですか?

固定した架空の数値を使う説明用デモです。選択肢としきい値をブラウザー内で切り替えるだけで、TypeSafeなどの推論APIへ送信しません。外部資料へのリンクを開くと、そのサイトへ移動します。

確率が高ければ、必ず正解ですか?

必ず正しいとは限りません。判断に必要な情報がなかったり、適切な候補が用意されていなかったりすると、間違えることがあります。
ChoiceとScoreには、確率が一部の答えにどれだけ集まっているかを示すconfidenceという値もあります。これは最も高い候補の確率とは別の数値で、処理全体の正しさを保証するものではありません。
また、Noulの0.5は「はいといいえが半々」という意味です。「程度が中くらい」という意味ではありません。

スキルを入れれば無料で何でも使えますか?

スキルの導入と、TypeSafe APIの利用条件は別です。このサイトの解説と模擬デモは登録不要で読めます。実サービスの料金・上限・認証方式は、利用時に公式情報で確認してください。

複数の質問をまとめて聞けますか?

たとえば、同じ問い合わせについて「担当はどこか」と「返金を求めているか」を一度に尋ねられます。ただし、それぞれ別々に判断されます。先の答えを見てから次の質問を考える必要がある場合は、2回に分けて呼び出します。

さらに詳しく知りたい方へ

実装方法は、公式資料で確認できます。

本ページは公式スキルと公式ドキュメントを確認して作成した非公式の日本語解説です。APIの最新仕様、性能、料金は公式資料で確認してください。

文章の更新:2026年9月20日。概念・用途・導入手順の公式資料確認:2026年9月19日。デモの数値は架空で、導入実績・ベンチマークではありません。